大検(高認)という手段を使ってみる。

高校をやめて大学に行く手段の1つが大検(高認)。
正式名称は「大学入学資格検定」。今では「高校卒業程度認定試験」です。

僕のときのお話なので今の制度とはちょっと違うかもしれません。
書き方として高認ではなく大検という名前を使っていきます。 

大検は年に2回、受けられるチャンスがあります。大学受験とは違い、ふるいにかけるものではなく高校卒業と同じ資格を与えて将来のチャンスを増やすための試験です。なので基準点さえ上回っていれば認定がもらえます。

意外と知られていないのが大検を受けられる年齢です。

16歳。

高校で言えば1年生から受けられます。誕生日の時期によって2年生からになるのですが。


僕も漠然と大学には行きたいなぁという思いはあったので、高校をやめて大検を知って、16歳になって受験資格ができたときに受けてみました。

そのときの合格基準となる点数は100点満点中40点。
試験は記述式ではなくて選択式だったので、敷居はそんなに高くはありませんでした。といっても何も知識がなければ受かることはありません。基礎知識がないと無理です。

試験は8月で、ただでさえ緊張していたのに当日は大雨の降る日で電車が遅延していて焦りも加わり、かなりナーバスな中受けていたのを覚えています。

結果としては、ほとんどが40点ギリギリの点数で運良くまぐれですべての教科に合格できました。(その後のことを考えると1回で受かったのがよかったのかはちょっと疑問がありますが…。)

1回で全部受かったのでその後はもう1回試験をうけることはなかったですが、もしどれかに落ちていていても落ちた教科だけ挑戦すればいいので負担はそこまで大きくないです。

まぐれ受かりでも合格には変わりないので、これで晴れて大学受験の資格を得ました。
ただ、16歳で受けて合格しても資格自体は満18歳までおあずけです。

高認は、高校に通っていても受けられます。場合によっては高校の単位に認定してもらえることがあります。なので教科担当の先生が自分に合わなくて嫌な気持ちでいっぱいな人とかはその教科だけ高認を受けるのも手です。

ただ、就職や何かしらの社会上の手続きでのフォーマットは高校を卒業しているのが前提で作られているのがほとんどで、手続きとかは煩わしい部分があります。そういったところは素直に高校を卒業していたほうがラクじゃないかなと思ったりします。

生きることが合格点、それからは加点式

不登校・高校中退・元ひきこもりがWeb、IT、カメラ、バイク、教育、食べ物、生活など、興味のあることを頭の中からアウトプット。

0コメント

  • 1000 / 1000