「危ないから大丈夫だよ。」ある園長先生の考え方。

これは父親から聞いた話です。
昔、父が仕事でアスレチックコースを作ったことがありました。
そのアスレチックはちょっと難易度が高くしていて、園児が遊ぶにはちょっと難しいくらいのものでした。
そこに幼稚園児たちが遊びに来ました。
園児は元気よくアスレチックコースに遊びに出ていったらしいですが、「 子どもたちにはちょっと難しいかもしれない。アスレチックから落ちたり、転んだりしてケガをしたらどうしよう。」などと考えて、父としては不安と冷や汗モノだったらしいです。
園長先生に、「子どもたちにはアスレチックは難しくてケガとかしそうですが、危なくないですかね。」というようなことを聞いたところ、園長先生から返ってきたある言葉が返ってきました。
園長先生「危ないから大丈夫だよ。」
この言葉だけだと危うい感じがしますが。
「子どもたちを見てください。ジャンプとかしないし、ゆっくりとアスレチックから降りているでしょう。自分でこれは危ないなって思っているんです。危ないから慎重に動くようにしてるんです。もしこれが見た目に簡単そうだと子どもたちが思ってしまったら、何も考えずに勢いよくジャンプとかしちゃいます。そうするとそのほうがケガをしてしまいますよ。」

センターラインのない道

この話を聞いたとき、テレビでやっていた交通事故の話を思い出しました。
その道はセンターラインのない道。センターラインがないにしては少し幅が広いです。いつもそこを通る車で通る人は、線がないから走りにくいし、対向車が寄ってきて危ないなと日頃思っていました。そんな中、多くの人の要望があり、安全を確保するためにセンターラインを引くことになりました。
そのおかげで、走りやすい道になりました。
が、しばらくすると安全どころか事故が増えました。
原因は安全のためにつけたセンターライン。このセンターラインのおかげで車がスピードを出すようになったり、運転手が周りを注意しなくなったりして事故が増えてしまったみたいです。

意識することが大事

危機感や緊張感がありすぎるというのも問題ですが、なさすぎるというのも逆に危ないなと思いました。スポーツでもほどよい緊張感があったほうがよくて、それがないとケガをしてしまうということを聞きますしね。

生きることが合格点、それからは加点式

不登校・高校中退・元ひきこもりがWeb、IT、カメラ、バイク、教育、食べ物、生活など、興味のあることを頭の中からアウトプット。

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