新しい年度になり、高校に入学する人はいろいろな感情が生まれてるんじゃないかと思います。
ぼくも最初はわくわくと不安が入り混じってました。
でも、入学してからはあまりうまくいかず、不登校になり、中退して、ついにはひきこもりになりました。
ただ、その後はなんとか大学に行って、普通に生きていられるところまでは戻ってます。
高校は義務教育ではない
高校に行くのが社会的には当たり前になってますが、義務教育は中学までで高校は義務教育じゃないです。
就職、進学、留学などなど、選択肢が増えていきます。
でも、だいたいは高校に進学して就職、専門学校や大学に進学という流れになります。
もう高校という手段が義務になってます。
もし高校がつらいと思うなら
やめるのも手です。高校じゃなくても勉強はできます。
それに高校に行かないと専門学校や大学に行けないわけでもないです。
高認(高等学校卒業程度認定試験)という手段があるので、いくつかの問題は解決できます。
高認って?
高卒認定とは、『高等学校卒業程度認定試験』のことで、平成17年度から実施される試験制度です。これは高校卒業程度の学力を認定するという国の認定試験で、合格者は希望する国・公・私立のどの大学・短大・専門学校でも受験できます。また、各種国家試験や就職などに際しても、高校卒業者と同じ扱いを受けることができます。
引用:高卒認定(高認)情報センター
ぼくが取ったときは大検(大学入学資格検定)でしたけども。
高認をとるメリット
高認=高卒ではないです。なので、その先の選択肢はほんの少しだけ狭まります。
ただ、高校卒業を必要とする資格試験や公務員試験とかは受けることができるので、ほとんど選択できる進路は高卒と変わらないかと。
形式的には就職も専門や大学進学も留学だってできます。
時間にしばられない
高校は3年間と決まってます。カリキュラムもそれにそって作られてます。
なので、全員が同じ授業を同じタイミングで受けることになります。
苦手なところがあってもそこをゆっくりと進めることはできずに置いてかれることも。
逆に得意なところがあってもそこだけ一気に進ませることはできないです。
高認であれば、得意なところを重点的に苦手なところは最低限にと自分の裁量で決められます。(自己管理が求められるところはあるけど…)
高校をやめなくても高認は受けられる
ぼくが受けた大検(大学入学資格検定)の時代は高校に行っている場合は大検を受けられませんでした。
でも、今の高認は高校に行きながら受けることができます。
つまり、ある教科だけ高認で単位をとって、高校卒業の単位にすることができるんです。
苦手な先生とかがいる場合はこういう手段も手です。
もちろん高校が楽しければ…
高校に行くことに違和感を感じない。楽しい。勉強以外も充実しているって人は問題ないです。
ある意味、今の社会は高校という手段を使うのが手続きにしても次の進路を選択するにしても一番ラクです。
勉強に行くためだけに高校に行っている人はこういう選択肢があるってことも覚えておくといいかもです。
偏ったプロセスを重視
今の社会は小学校、中学校を卒業して、高校に行き、卒業して大学に行く(もしくは就職する)のが当たり前ですよね。
そして、この流れから抜けてしまったら詰んでしまいがちな世の中です。
というのも、偏ったプロセスを重視しているからかなと。
ある年に生まれた人は、ある年に高校に入学、卒業。ある年に大学に入学、卒業。ある年に就職…。生まれた年でその後の時間軸が決まっているわけです。
日本はほかの国よりも選択肢がすごいあると思うんですが、それを時間軸に縛りをつけて見えにくくしてます。
人によって得意・不得意があるので、すごい伸びる時期とゆっくりと伸びる時期があります。
ペースが違うのに同じペースを求められるって結構厳しいです。
せっかく選択肢とチャンスが充実している国なのだから、それを暗黙的に排除しているのはもったいない。
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2017.04.04 14:55